現在、いしまる家の猫さん6匹が愛用している猫砂は、固まる砂タイプ「アイリスオーヤマ ウッディフレッシュ」です。
愛用品を使いつつも、常により良い砂、より良い猫トイレを追求する必要があります。
「トフカスサンドK」を試した時の様子をもとに、YouTubeでも解説をしています。
■ 猫さんの健康のために、猫砂を追求しなければいけない
2020年11月、黒猫・くろちゃんが7歳になったタイミングで健康診断を受けました。時々、嫌な咳(せき)をしていたので、同時に健康診断を受けたきょうだいの白猫・しろちゃんよりも検査項目を増やして、胸部X線検査(レントゲン)も受けてもらいました。
すると、肺全体に嫌な細かい粒状の影がありました。
時々しか咳をしていないという現状から判断すると、大きな病気では無さそうだが原因は不明とのこと。アレルギーであればもっと頻繁に咳をするはずだと、獣医さんはおっしゃっていました。
くろちゃんのX線写真とその話を受けて、証明は特にできませんが、原因が愛用してきた「鉱物系(ベントナイト)」の猫砂ではないかと考えるようになりました。
とくに固まる砂タイプの猫砂は、砂かきした際や猫砂の取り替え時に粉が舞い散ることが短所です。
粉が舞うため床や家の中が白くなります。さらに、粉じんによって猫さんの健康被害があるのではないかと言われることもあります。ベントナイトは粘土質の物質のため、肺に貯まるということも考えられなくもありません。(このあたりは証明されていません)メーカー調べなどでは大きな健康被害はないと言われていますが、それでも気になるところです。
そこで、猫さんからも好評の主成分が木とベントナイトの「アイリスオーヤマ ウッディフレッシュ」を愛用しながらも、猫さんが使ってくれて、猫さんの体への被害が少なそうな猫砂を試すことにしました。
ちなみに、いしまる家の6匹は、基本的に「鉱物系」のようないわゆる砂のような感触の物以外は「猫砂と認識しない」猫さんがいるため、大粒の猫砂(木質ペレット、紙系など)は最初から試しません。
また、同じような理由で、システムトイレはいしまる家には向かないため、今回は試していません。その様子は、愛用品にたどり着くまでに経緯でご覧ください。
■ 固まる砂タイプ「トフカスサンドK」を試したら・・・ 食べてしまう!
体に良い成分で、鉱物系のような感触の猫砂と言ったら、食べ物由来の猫砂にたどり着くかと思います。
そこで試したのが、見た目が鉱物系のような小さな粒で豆腐由来の「トフカスサンドK」です。
見た目は鉱物系そのもの。人間的には期待します。
愛用品の「ウッディフレッシュ」の横に並べた新しい猫砂を猫さんたちがチェックします。真剣そのもの。
においに敏感な三毛縞のみーちゃんは入念ににおいチェック。
チェックしているうちに・・・ キジトラ・しまちゃんが「トフカスサンドK」の猫砂を食べてしまいました・・・ カリカリと数口食べて、去って行きました。
猫砂を切り替えるやり方は、半分ずつくらい混ぜていくというのが一般的ですが、うちの場合、猫砂を使う・使わないが割とはっきりしているので、単純に並べました。
評価するには切り替えのやり方が急激かなと思うので、「トフカスサンドK」に愛用中の「アイリスオーヤマ ウッディフレッシュ」のオシッコが付いた砂をふりかけ、ウンチもあえて置いて様子を見ることにしてみました。
そこへやってきたのが、黒猫・くろちゃんです。クンクン。
くろちゃんも「トフカスサンドK」の猫砂を、ポリポリと食べてしまいました・・・
4日間程度この状態で置いてみましたが、結局、猫のみなさんは、「トフカスサンドK」の猫砂は使いませんでした。
どうしても、食べ物由来の猫砂は食べ物のにおいがするからか、猫さんからするとトイレと認識できないようです。
結果:いしまる家の6匹の猫さんたちは、豆腐由来の猫砂「トフカスサンドK」を食べてしまい、トイレとしても使ってくれませんでした。
■ 固まる砂タイプ「プラスラブ おからサンド」を試したところ・・・ 食べていました!
当時の写真は無いのですが、以前、黒猫・くろちゃんが咳をしていて、やはり鉱物系(ベントナイト)の猫砂の粉のせいではないかと考えました。
その時に試したのが、おから由来の「プラスラブ おからサンド」です。
結局、くろちゃんがポリポリとおいしそうに食べてしまいました。この時、「猫って猫砂を食べる子がいるんだな」と知りました。
万が一、食べてしまっても、散らばった粉を飲み込んでしまっても問題が無いのが、食べ物由来の猫砂の良いところです。
ところが、いしまる家の猫さんたちは、猫砂を食べ物として認識して猫砂として使いそうにありませんでしたので、使用はできませんでした。
結果:いしまる家の6匹の猫さんたちは、おから由来の猫砂「プラスラブ おからサンド」を食べてしまい、トイレとしても使ってくれませんでした。
■ 輸入品の固まる砂タイプ「WORLD’S BEST CAT LITTER」を試したところ・・・ やはり食べてしまいました!
「世界最高」という名前が付いてAmazonの評価もすごく高い、輸入品の猫砂「WORLD’S BEST CAT LITTER」を試してみることにしました。
猫砂「WORLD’S BEST CAT LITTER」には、たくさんの長所があります。
- 「100%トウモロコシ製」の成分で食べても安心
- 「99%ダストフリー」で粉じんが少ない
- 「固まりやすい」ので、掃除の頻度が減らせる
- 「水に流せる」ので、トイレにも流せてゴミも減らせる
- 「軽い」ので持ち運びが楽
などです。これを見たら、うちの問題は解決できるのではないかと感じたわけです。
短所は、輸入品のため高額というところでしょうか。それでも、もし使ってもらえるのであればと思い、試してみました。
手前が「WORLD’S BEST CAT LITTER」で、奥が愛用中の「アイリスオーヤマ ウッディフレッシュ」です。
人間的には手触りもサラサラで砂っぽいし、使ってもらえるのではないかと期待していました。
砂を出した直後は、ひたすらにおいを嗅いでいましたが、誰もトイレとして使用せず・・・
愛用中の砂をかなり混ぜ、ウンチもまぜましたが、誰もトイレとして使用してくれません。
さらに、黒猫・くろちゃんなどが「ポリポリ」と食べ出す始末。
あまりにもたくさん食べるので、これ以上置いておくのは逆に健康的に問題があると判断して、2日程度で置くのをやめました。ものすごくおいしそうに食べ続けていました。
結果:いしまる家の6匹の猫さんたちは、トウモロコシ由来の猫砂「WORLD’S BEST CAT LITTER」を食べてしまい、トイレとしても使ってくれませんでした。
■ 食べ物由来の猫砂は食べてしまうので、愛用中の「アイリスオーヤマ ウッディフレッシュ」に対して工夫をしていくことに
体にやさしいと言われる3つの食べ物由来の猫砂を試しました。
いしまる家の猫さんたちにとって、食べ物由来の猫砂は、以下の2つの大きな問題があり、採用できませんでした。
- 「猫砂を積極的に食べる」
- 「猫砂をトイレと認識しない」
食べ物由来の猫砂をちゃんと使える猫さんももちろんいますが、いしまる家の場合は、小さな頃から鉱物系の猫砂を使ってきたという経緯もあり、食べ物由来の猫砂はダメでした。
その後、愛用中の「アイリスオーヤマ ウッディフレッシュ」をふるいにかけて、DIYで「ダストフリーの猫砂」にすればよいのではないかと考えました。
その様子は、また今度。
猫との住まいで参考になる、著書『猫と住まいの解剖図鑑』(エクスナレッジ)を、ぜひ、ご覧ください。