「一級建築士事務所ねこのいえ設計室」は、2024年5月22日に「まるねこ一級建築士事務所」に名称を変更しました。新しいウェブサイトはまだ準備中ですが右記です。http://maruneco.jp
「一級建築士事務所ねこのいえ設計室」では、猫との住まいのデザイン・アドバイス・施工を行っています。
設計・施工の実績・写真は下部をご覧ください。メディア掲載・猫に関する活動等はこちらをご覧ください。猫のお世話に役立つ話しや設計・施工写真も載せているInstagramはこちら。
猫の習性や猫種の特性をふまえ、人と猫がバランスよく暮らせる快適で安全な猫との住まいのご提案をしています。
とくに築年数の古い住まいの改装(猫向けリフォーム)や猫との住まいの困りごと(脱走防止対策や猫同士のけんかなどの多頭飼育のトラブル、吹き抜けや階段からの転落防止、ほか)の解決、猫と一緒に暮らす人が行う猫向けDIYの指導に力を入れています。場所・規模にもよりますが、猫向け小規模リフォームの施工も行います。猫にとって環境変化は負担になりますので、お世話のやり方を変えるだけで問題が解決する場合はリフォームはせずにお世話等の指導をおこない、できるだけお金をかけないで解決する方法も探ります。
住まいのプロへのアドバイスも力を入れています。建築士や工務店、インテリアコーディネーター、不動産屋さんなどに対する「猫との住まい」に関するレクチャーや設計のアドバイスを行っています。住まいのプロ向け認定資格講座「猫との住まいアドバイザー」講師を務めています。猫専門賃貸「ねこのいえ」シリーズや猫と暮らせる不動産紹介サイト「ねこのいえ不動産」も企画・運営していますので、物件探しから猫賃貸のコンサルまで、大家さん・不動産屋さんのお手伝いも致します。
猫が関係する企画を検討中のあらゆる業種の企業様へのアドバイスも行っています。猫と暮らしている方・猫のことが好きな方が喜んで頂ける内容になるようお手伝い致します。
猫との住まいに関するあらゆるお困りごと、ご相談ください。お問合せはこちらから。
一級建築士事務所ねこのいえ設計室 東京都知事登録 第56856号 / 石丸彰子 一級建築士 登録番号319124号
■お知らせ
著書『猫と住まいの解剖図鑑』好評発売中!
■ 進行中の設計・施工、監修・講師
◎2024年〜 東京都八王子市の猫と暮らす方向け戸建賃貸住宅の猫リフォームの設計・監理を行っています。
◎2023年〜 福岡市の猫と暮らす方向け新築賃貸アパートの監修を行っています。
◎2021年〜 パナソニックさんの猫・犬向け商品「わんにゃんSmile」の監修を行いました。特設サイト↓
https://sumai.panasonic.jp/interior/wan-nyan/
◎2020年〜 株式会社サンユウ(ミツウロコグループ)さんの猫と暮らす方向け戸建賃貸住宅「ecoねこハウス」の監修を行っています。
◎2019年〜 一般社団法人日本ライフスタイル協会 主催「猫との住まいアドバイザー」の講師を務めています。
◎2016年〜 東京理科大学 創域理工学部 建築学科 2年生の設計製図で非常勤講師を務めています。
■設計・施工の実績
●2023年 横浜市・Aさま宅・猫リフォームの設計・監理・一部施工をしました。
猫さんの多頭飼育が前提で、中古戸建購入にあわせた猫リフォームを行いました。猫リフォームの内容としては、猫と人が共有する「ねこだな」、においに配慮した猫トイレ置き場2箇所、猫対応でセレクトしたドア、汚れ防止・滑り配慮のリフォーム床材です。私が監修したパナソニック「わんにゃんSmile」の製品を使用しています。(ねこだな:パナソニック・インテリアカウンター滑り配慮塗装・メープル柄、床:パナソニック・ウスイータ滑り配慮仕様・メープル柄、ドア:パナソニック・ベリティス、ほか)
「ねこだな」上部のもともとあった高窓は全て半透明でしたが、隣家の視線にも配慮した上で、右2箇所を透明のガラス(防火対応)に変更しました。猫さんが高い位置からお外を見ることができます。多頭前提のため、高い位置ほど複数経路をつくるため、通り抜け穴を複数設けています。
「ねこだな」まわりの壁は、金物固定のため下地から交換した上で、しっくいをベースに2色のグレーは珪藻土塗料で塗っています。塗り壁は、猫さんに爪とぎされにくい自然素材です。その他の壁・天井は発色の良い様々な色がありひっかきに強い壁紙「幼児の城」(ルノン)をメインに使用しました。
●2023年 保護猫シェルター「(仮)保護猫スペース」の設計・施工しました。
一般的な保護猫シェルターでは、ケージをメインに過ごしてもらうことが多いですが、ここ「(仮)保護猫スペース」では、人は住んでいませんが、家で過ごしているかのような感覚で猫さんたちに自由に過ごしてもらっています。猫にとってストレスが少なく、里親さま宅に行った際に家になれやすいというメリットがあります。猫さんたちのお世話や里親さま募集も私と家族で行っています。
今回、私が監修したパナソニック「わんにゃんSmile」建材をご提供頂き使用しています。具体的には、キャットウォーク・ステップの「インテリアカウンター滑り配慮塗装」、ペットドアの「ベリティス内装ドア くぐり戸」、床材の「ベリティスフロアーS滑り配慮仕様」と「ウスイータ滑り配慮仕様」、「室内窓」などです。
シェルターで複数頭の猫たちが過ごす前提の場所のため、できるだけ多くの猫たちの居場所を必要とします。上下に居場所を設け、いろいろな場所を行き来する意味で、ここではキャットウォーク・ステップが有効に使われています。今回使用した「インテリアカウンター 滑り配慮塗装」は、中長毛の猫たちが走り回っても滑りにくく安心して使うことができています。
キャットウォーク・ステップでは、「方立(ほうだて)」と呼ばれる縦の板材を設けると、猫さんにとっては手すりのようなものとなり安心して上り下りしやすく、人の物と猫の通り道を分ける役目になります。常に意識して設計している「人と猫が共有する」ことで、猫と人がもっと仲良くなれるためには、重要なパーツです。
床は滑り配慮仕様のため、遊びが大好きな猫たちにとっても安心です。一般的なフローリングでは短毛猫でもツルツルすべって「狩りごっこ」をするのが難しいですが、今回使用した「ベリティスフロアーわんにゃんフロアー(旧 滑り配慮仕様)」と通路側で使用した「ウスイータ滑り配慮仕様」は、どちらも滑りにくく、猫たちがめいっぱい走ったり飛んだりして遊ぶことができています。
壁や天井はしっくいを塗り、青色の壁には珪藻土で塗装しました。どのような毛色の猫さんがきても毛色にかぶりにくく、猫さんの姿が魅力的に見える色を選ぶようにしています。
和室側にはデスクを兼ねたキャットウォーク・ステップを設けました。メインスペースから和室へとキャットウォーク・ステップがつながっていて、猫さんが自らの意思でやってきて、一緒に過ごしてもらいやすいつくりです。室内窓からメインスペースの猫さんたちの様子や玄関側に人が来た際にも見ることができ、上部が開いているので空気の循環もできます。(和室の天井は既存のものを活用しています)
ペットドア「内装ドア くぐり戸」は、今回、待望の引戸タイプができましたので使用しました。一般的なペットドアは音が大きかったり戸がかたいことで、猫さんが使うのが嫌がることが多いです。今回、くぐり戸ののれん部分をやわらかく、静かに開閉するものに改良してもらいましたので、ほとんど教えることなく猫さんたちはすぐに使えるようになっています。
玄関は脱走防止のため扉を2つ設けています。また、開けられないようにドアノブを丸い握り玉にしています。扉は向こう側がよく見える透明なものにすることで、猫さんたちがお迎えに来てくれます。
脱走防止のために玄関側に緩衝帯を設けていますが、そこに室内窓を設け、引戸のガラス窓から外の様子も見え、猫さんたちの楽しい場所になるのと同時に、外を歩く人からも「保護猫たち」の様子を見ることができるため、安全な距離を保ちながら猫たちに親しんでもらうことができています。
(台所側が壊れていて修理前のため、現時点では玄関側にごはんなどを置いていて荷物があります)
●2023年 平安伸銅さん「ラブリコ」を使用した猫向けDIY「ねこだな」を監修・設計しました。
SPF材の2x4を使ってのDIYに活躍する突っ張り材「ラブリコ」を使用した、キャットタワーや脱走対策となるDIY「ねこだな」の監修・設計をしました。「ねこだな・かど」、「ねこだな・かべ」、「ねこだな・まど」の3種類です。DIY初心者の方でも取り組めるよう、市販の木箱を使うことで、基本的に道具はドライバー1本でできるように考えています。猫のために何かしてあげたい、DIYに取り組んでみたいという方のために考えました。
●2023年 パナソニックさんの猫さん・犬さん向き商品「わんにゃんSmile」を監修しました。
猫さんにとって使いやすく滑りにくいキャットウォーク・ステップで、くぐり抜け穴を用意できるカウンター材、くぐり抜けののれん部分が外せて、柔らかな素材で成功しやすく、引戸にも対応したペットドア、滑りにくいフローリングなど、猫・犬との住まいで安心して使うことができ、猫・犬に配慮した「もっと仲良くなれる」新商品が2023年春に、パナソニックさんから発売されます。私は新商品の監修を致しました。写真撮影に協力してくれた猫さんたちも、実際に設置されたステップ・ウォークを見てすぐに楽しく使ってくれました。たくさんのご家庭で暮らす猫さん・犬さん、人にとって快適な住まいづくりに役立つ商品になると思います。特設サイト→ https://sumai.panasonic.jp/interior/wan-nyan/
●2022年 千葉市・Mさま邸 玄関吹き抜け・階段 猫の転落防止対策(改装・設計+施工)
●2022年 「ecoねこハウス川越」(賃貸住宅・築50年戸建リノベーション・設計+施工)
●2021年 埼玉県こども動物自然公園「マヌルロック」(設計)
●2020年 「猫タワマン」(ウェブCM用 キャットタワー家具・設計+制作・出演)
●2020年 埼玉県・Iさま邸 窓の換気+脱走対策 取り外し可能な柵(改装・設計+施工)
●2020年 新宿区・Iさま邸 吹き抜け・階段の猫の転落防止対策(改装・設計+施工)
●2016年 住まい兼仕事場「平井ねこのいえ」猫向け改装(築60年長屋改装・設計+施工)
●2017年 Kさま・五反田Tビル「ねこだな」+キャットウォーク(築40年ビル・設計+DIY指導+一部施工)
●2019年 江戸川区・Oさま邸 玄関の脱走対策+窓の換気用柵(築30年戸建改装・設計+施工)
●2018年 渋谷区・Hさま邸 猫向け改装(築30年マンション改装・設計+施工)
●2019年 足立区・SRM 猫可賃貸改装(築40年マンション改装・賃貸住宅・設計+施工)
●2018年「平井ねこのいえ・奥のみぎ」猫向け賃貸改装(築50年長屋の改装・賃貸住宅・設計+施工)
●2017年「平井ねこのいえ・奥のひだり」猫向け賃貸改装(築50年長屋の改装・賃貸住宅・設計+施工)